Sunday, February 2, 2014

12. アガサ・クリスティーの失踪(2)

彼(=ホテルの給仕長)が警察に電話かけると、彼女の夫は彼女に急いで会いに行った。しかし、彼が驚いたことに、アガサが完全な別人のように振る舞い、自分の夫のことがわからないようだった。彼は、彼女がストレスによる記憶喪失になってしまったのだと考えた。実際、それはアガサにとってつらい出来事で、その後、彼女たちの離婚が成立することとなった。しかし皮肉なことに、この出来事によって彼女はベストセラー小説家になった。彼女の次の小説家の「ビッグ4」は、彼女がそれ以前に書いたどの著書と比べても、その売上部数の2倍を上回る9.000部を売り上げた。

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